ホテルデータファイル 月刊ホテレス

宿泊売上は対前年月比5.2ポイント減、月刊ホテレス「ホテル客室稼働率調査」26年8月速報

 小誌・月刊ホテレス独自調査「全国ホテル客室稼働率」の2026年8月結果がこのほどまとまった。今回、全国73ホテルの平均客室稼働率は81.4%(前年同月82.0%)、ADRは16,793円(同17,583円、4.5ポイント減)、RevPARは13,670円(同14,418円、5.2ポイント減)となった。
 豪雨や地震に伴う宿泊キャンセルが発生したことも影響し、本調査区分14エリアのうち8エリアにてRevPARにおいて対前年月で減少の結果となった。昨年、大阪・万博特需のあった大阪エリアを除くRevPARの対前年月比では1.8ポイント減と、全国的にADRの減少が響くこととなった。

各ホテルからは「直近傾向で先行予約ペースが悪く、ADR減」、「月を通しての稼働は伸びきれず、日曜日とお盆明けが非常に悪い結果となった」、「お盆期間の予約は好調だったが、他の日はツインの稼働が伸び悩み、観光需要を取り入れた販売ができなかった」などのコメントが寄せられた。

〈用語解説〉
●OCC(Occupancy Ratio):客室稼働率
●ADR(Average Daily Rate):1日1室当たりの客室平均単価
●RevPAR(Revenue Per Available Room):1日1室当たりの客室売上高
 ※RevPARは客室販売における最重要指標、RevPAR=OCC×ADRで算出
 (例:客室稼働率50%×ADR 20,000円=RevPAR 10,000円)

〈調査区分〉
北海道、東北、北関東、東京フルサービス型、東京宿泊主体型、南関東、甲信越・北陸、東海、近畿(京都・大阪含む)、京都、大阪、中四国、九州、沖縄の全14エリア

〈算出条件〉
●今回の数値は小誌・稼働率調査において「該当月および前年同月」の「客室稼働率およびADR」の計4項目すべて回答のあるホテルのみを用いて算出。そのため、開業1年未満のホテル、前年同月に休館したホテルなどは含まれず。

〈備考〉
小誌「月刊ホテレス」2026年11月号では連載「全国都市別ホテル客室稼働率」にて、26年8月の速報値(計125ホテルの都市別平均値)を掲載。

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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

HOTERES編集部

編集部

ホテル専門メディア『HOTERES』の編集チーム。創刊60年の専門誌「月刊HOTERES」と「HOTERES Digital」を横断し、経営、開発、投資、ブランド戦略、運営、食、人材といったテーマを軸に、取材および調査・分析を行っている。業界をリードする経営者やトップマネジメント、事業者・運営会社・投資主体への取材に加え、日本国内のホテル新規開業動向、ホテルチェーン一覧、売上高ランキングなどのデータ収集・整理を継続的に実施。マーケット・リサーチの視点も取り入れながら、ホテルを取り巻くビジネスの構造や意思決定の変化を多角的に提示している。
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