「本質」を磨き続ける――ザ・ペニンシュラバンコクの総支配人、大場正久氏が描く経営戦略とは

 タイのホテル市場では、観光需要の伸びが鈍化する一方で、新規ホテルの開業が相次ぎ、客室供給の増加による競争激化が続いている。とりわけバンコクでは、チャオプラヤー川沿いを含め、ラグジュアリーホテルの開発が進む。そうした環境下でザ・ペニンシュラバンコクが重視するのは、単に施設の新しさを追うことではない。立地や敷地、設備、サービス、人材、食といったホテルが長年培ってきた資産をさらに磨き、このホテルだからこそ提供できる独自の体験価値を高めていくことだ。2024年2月より同ホテルの総支配人を務める大場正久氏に、タイ市場の現状と同ホテルの戦略、人材育成、食への取り組み、中長期的な投資方針について聞いた。本インタビューを2回に分けて掲載する。今回は、バンコクのホテルマーケットとザ・ペニンシュラバンコクの競争戦略について聞いた。
ザ・ペニンシュラバンコク総支配人 大場 正久(オオバ マサヒサ)氏1999年にパークハイアット東京に入社し、料飲部スタッフを経験後、スイスのローザンヌ・ホテル・スクールへ。卒業後、オマーンのグランドハイアット マスカットやフォーシーズンズホテル丸の内にて料飲部シニアアシスタントマネージャー、マンダリンオリエンタル マニラの料飲部アシスタントディレクターなどを歴任。2007年に料飲部マネージャーとしてザ・ペニンシュラ東京に入社、2008年に料飲ディレクターに着任。2010年、ザ・ペニンシュラ上海で副総支配人 – 料飲担当としてホテルのレストランや宴会の料飲を統括。2011年、ザ・ペニンシュラ...
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HOTERES編集部

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ホテル専門メディア『HOTERES』の編集チーム。創刊60年の専門誌「月刊HOTERES」と「HOTERES Digital」を横断し、経営、開発、投資、ブランド戦略、運営、食、人材といったテーマを軸に、取材および調査・分析を行っている。業界をリードする経営者やトップマネジメント、事業者・運営会社・投資主体への取材に加え、日本国内のホテル新規開業動向、ホテルチェーン一覧、売上高ランキングなどのデータ収集・整理を継続的に実施。マーケット・リサーチの視点も取り入れながら、ホテルを取り巻くビジネスの構造や意思決定の変化を多角的に提示している。
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