
株式会社Nazuna代表取締役の渡邊 龍一氏
株式会社Nazuna(本社・京都府京都市)が主催し、株式会社宿屋塾(本社・東京都新宿区)とPPP STUDIO株式会社(本社・東京都渋谷区)共催の宿泊業界向けカンファレンス「Hotel Innovation Forum 2026」が7月2日、PPP STUDIO社にて開催した。
同カンファレンスは宿泊業界のイノベーションを議論する場として、2025年に第1回目を開催し、今年で2回目となる。今回のテーマは宿泊業界が抱える課題に対し、理想論にとどまらず、現場で何を変え、どう実装するかに踏み込む場として、第一線のプロフェッショナルが集い、次のアクションにつながる視点を共有すべく取り行われた。
冒頭ではNazuna社 代表取締役の渡邊 龍一氏より「観光業は盛り上がりがすごいものの、変わるべき課題が非常に多い業界であると感じています。我々はイノベーションとして今回のイベントを通して、業界がより良くなるように皆さんと一緒に活動させていただきながら前に進んでいきたい、という思いで開催させていただいております」と挨拶。
セッションは3部構成で行われ、第1セッションでは「デジタル戦略の現在と未来」を題にPPP STUDIO株式会社 執行役員COOの中村 都氏、アゴダインターナショナル ジャパン株式会社 北アジア広告メディア事業部 部長の加藤 隆寛氏がパネリストとして登壇。
同セッションではゲスト側の予約動線においてTikTok GOが新たな選択肢に上ってきたなか、中村氏により昨今の旅行者がどのような情報収集を経て予約をしているのか海外事例を交えて解説。また、ユーチューバーとしても活躍する加藤氏からはSNSが宿泊にもたらす効果として、TikTokがゲームチェンジャーになりえるのかの私見をコメント。
第2セッションではGenspark株式会社の中村 圭佑氏、C&RM株式会社 代表取締役の小林 武嗣氏、合同会社ナリーズ CEOの吉成 太一氏らが「AI活用による次世代の組織デザイン」のテーマのもと議論。
小林氏は今後激化していくPMS市場において、APIを備えていないPMSが市場から淘汰されていくことやAIエージェントの活用がカギとなること、吉成氏は何のためのAI導入なのか、社内の一部だけで盛り上がるのではなく組織全体で議論すること、中村氏はホテル業での新規事業においてAIネイティブを前提とした組織設計が要用になると述べた。
「一貫性のあるブランド構築」についてディスカッションされた第3セッションでは日本ホテル株式会社 東京ステーションホテル 常務取締役 総支配人の藤崎 斉氏、ヒルトン 日本・ミクロネシア地区担当 開発本部長の山﨑 裕子氏、The Breakthrough Company GO 代表取締役 CEOの三浦 崇宏氏、株式会社 Atona 取締役の⼭野 恭稔氏により、各々の知見を発表。セッション終了後は懇親会が行われ、参加者らは侃々諤々議論を交わす場となった。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp