ブランド戦略

ホテルブランドは、何を約束するのか ― 「選ばれる理由」を設計するブランド戦略(前編)

ホテル業界では、ブランドという言葉がこれまで以上に語られるようになった。 外資系ホテルチェーンによるブランド展開やM&Aが活発化し、日本国内でも独自ブランドの開発やリブランディングに取り組む動きが広がっている。一方で、ラグジュアリーやライフスタイルといったカテゴリーだけでは差別化が難しくなり、ホテルに求められる価値も変化している。 では、これからの時代においてブランドとは何なのだろうか。 ホテルは何を約束し、どのような価値を届けるべきなのか。 パークハイアット、アンダーズ、TRUNKなどで営業、マーケティング、運営、開発、ブランド戦略に携わり、今年、ホスピタリティ・ライフスタイル領域に特化したブランドエージェンシー「MM&I」を立ち上げた木下昌之氏に話を聞いた。
プロフィール 木下 昌之(きのした・まさゆき)氏 MM&I ファウンダー/マネージングディレクター Pepperdine University卒業。パーク ハイアット 東京、パーク ハイアット 上海で営業部門に従事した後、アンダーズ 東京の開業準備に参画。アンダーズ マウイではセールス&マーケティング副部長としてブランドコミュニケーションやレベニューマネジメントを担当した。2016年にTRUNKへ入社し、副総支配人、総支配人、ブランド開発責任者などを歴任。TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKの開発・開業にも携わる。2026年、ホスピタリティ・ライフスタイル領域に特化した...
This article is for members only.

To continue reading, please proceed to free membership registration.

Register to continue reading
武田雅樹(Takeda Masaki)

武田雅樹(Takeda Masaki)

㈱オータパブリケイションズ 執行役員 ブランドメディア統括/Chief Brand & Editorial Officer。

ホテル開発、ブランド戦略、デザイン、トレンドなどを横断的に取材・分析し、事業・開発・運営をつなぐ視点を強みに活動。ホテルを「事業」と「体験」の両面から再解釈し、その価値や可能性を多角的に読み解く。また、都市や地域のなかでホテルが果たす役割や意味に注目し、国内外での取材・視察を通じて、観光・まちづくり・コミュニティとの関係性を問い続けている。メディアを単なる情報発信の手段ではなく、人と人、思想と実装を接続する“場”として設計し、業界を横断する対話と共創の機会を創出。HOTERES Digitalでは、ホテルの「いま」と「裏側」を掘り下げながら、現場のリアリティとグローバル潮流をつなぐ編集・発信を行なっている。