技術審査ではグループ内の複数の総料理長らによって審査
JRホテルグループが主催する「第22回JRホテルグループ料理コンテスト」が8月26日、大和学園京都調理師専門学校(京都府京都市)にて実技試験を、講評会および表彰式をホテルグランヴィア京都(京都府京都市)3階宴会場・源氏の間にて行った。
同コンテストは同社グループホテルの若手シェフの育成を目的に取り組んでおり、「指定された主材料と副材料を使ったオリジナル西洋料理(温製)」とし、40歳以下ならびに出場回数通算3回までの若手シェフを対象とする。今回、各エリアの代表に選ばれた16名のシェフが競技に挑み、2時間の調理時間をかけて腕を競い合った。なお、今年のテーマは「古典料理」の要素を含んだものをお題とした。
審査項目は「味」「独創性・アイデア」「盛り付け」「素材の活かし方」「料理の完成度」からなる試食審査と、「調理技術」「作業の進め方」「経済効率」「衛生知識」「衛生全般」の技術審査の総合得点により順位を決定。
(左)試食審査光景 (右)JRホテルグループ 会長の三林 宏幸氏
表彰式でははじめに同グループ会長の三林 宏幸氏より「私は常々、料理はホテルライフに彩りを添えてくれるものだと考えています。さらには、お客さまの笑顔であったり、幸せを作り出すものでもありますし、地域の食材を用いることで地域を元気にできる力を持っています。これからも皆さんと一緒に、多くのお客さまに末永くご愛顧いただけるホテルを目指して、ぜひ力添えをいただければと思っております」と挨拶。
続いて、日本ホテル 特別顧問統括名誉総料理長の中村 勝宏氏、日本エスコフィエ協会 名誉理事の大溝 隆夫氏、フランスレストラン文化振興協会 会長の大沢 晴美氏、日本エスコフィエ協会 会長の佐藤 伸二氏らが総評を述べた。それぞれが忌憚のないコメントを発し、選手らに薫陶を授けた。
(左)ホテルメトロポリタンエドモントの角谷 拓治氏 (右)優勝作品“瀬戸内産舌平目のポーピエット グルノーブル風”
優勝を勝ち取ったのはホテルメトロポリタンエドモントの角谷 拓治氏、作品名は“瀬戸内産舌平目のポーピエット グルノーブル風”。3度目の挑戦で優勝の快挙をつかみ取った角谷氏は「何回も練習して、何回も失敗してやっとたどり着きました。ソースにおいて酸味の加減であったり、バターの香り具合など、舌平目とのバランスが一番苦労してこだわった点でもありました。自分自身もこのコンクールを通してすごく成長できましたので、今後挑戦する後輩が良い結果に結び付けるようサポートをしていきたいと考えています」と万感の思いを語った。
(左)ホテルグランヴィア京都の宮川 唯氏 (右)準優勝作品“舌平目と茸のゴディヴォーリヨネ プティポワのカネロニ ソース・ヴァンジョーヌ”
準優勝はホテルグランヴィア京都の宮川 唯氏、作品名は“舌平目と茸のゴディヴォーリヨネ プティポワのカネロニ ソース・ヴァンジョーヌ”。今回が初挑戦となった宮川氏は「ゴディヴォーリヨネとして仕上げることや、メインに添えるムースが特にこだわった点です。コンクールに挑戦した先輩方の姿に触発されて出場を志し、朝も寝る前もコンテストに向き合ってきたなか準優勝で悔しく、次回は優勝を目指し、違うコンクールにも挑戦していきたいと考えています」と述べた。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp