ホテルづくり

日本でライフスタイルホテルは定着するのか。 — THE KNOTが示す、共に創るという構造【前編】

ホテルは誰がつくるのか。 オーナーか、オペレーターか、それともブランドか。 いちごが展開するライフスタイルホテル「THE KNOT」は、その問いに対して異なる答えを提示する。そこでは、レストランは単なるテナントではなく、ホテルを共に創るパートナーとして位置づけられる。オーナー(事業者)、ホテルオペレーター(運営者)、レストランオペレーター(演出者)という三者が一体として機能することで、空間は初めて“体験”として成立する。本稿では、いちご地所㈱代表取締役社長の細野康英氏へのインタビューを通じて、福岡・天神に開業した「THE KNOT FUKUOKA Tenjin」を起点に、その思想と構造を読み解く。
いちご地所株式会社 代表取締役社長 細野康英氏藤和不動産㈱(現三菱地所レジデンス㈱)入社後、コンサルティング部門、マンション企画・販売、リゾート部門等に約10年間従事した後、2002年よりゴールドマン・サックスの不動産投資部門で日本における様々なタイプの不動産投資、M&A案件のバリューアップ等に従事。2015年9月いちご㈱入社、いちご地所㈱にて不動産アクイジション、ホテルの心築事業を推進。2017年3月よりいちご地所㈱代表取締役社長に就任。HAMA Japan(日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会)顧問。   ブランドの思想と“共創”の起点 Q1|福岡というマーケット...
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武田雅樹(Takeda Masaki)

武田雅樹(Takeda Masaki)

㈱オータパブリケイションズ 執行役員 ブランドメディア統括/Chief Brand & Editorial Officer。

ホテル開発、ブランド戦略、デザイン、トレンドなどを横断的に取材・分析し、事業・開発・運営をつなぐ視点を強みに活動。ホテルを「事業」と「体験」の両面から再解釈し、その価値や可能性を多角的に読み解く。また、都市や地域のなかでホテルが果たす役割や意味に注目し、国内外での取材・視察を通じて、観光・まちづくり・コミュニティとの関係性を問い続けている。メディアを単なる情報発信の手段ではなく、人と人、思想と実装を接続する“場”として設計し、業界を横断する対話と共創の機会を創出。HOTERES Digitalでは、ホテルの「いま」と「裏側」を掘り下げながら、現場のリアリティとグローバル潮流をつなぐ編集・発信を行なっている。