部署名の変化から見える時代の流れ
カンウォンランドでは、時代の変化に合わせて、地域協力や社会貢献を担当する部署の名称と役割が変わってきました。設立当初の主な課題は、カジノ事業で得た収益を、周辺の旧産炭地域にどのように還元するかということでした。そのため、当初は「地域協力」という名称が用いられていました。
その後、地域社会を中心としながらも、支援の対象を周辺地域だけでなく、首都圏など地域外にも広げようという流れに。その結果、より広い意味を持つ「社会貢献」という名称へと変化しました。
さらに、文在寅(ムンジェイン)政権では、公的機関に対して、雇用創出や地域開発などの「社会的価値」を実現する...
#IR統合型リゾート2 カンウォンランドが抱える、地域再生とギャンブル問題のジレンマ 前編
多くの日本人がIR統合型リゾート開発を反対する理由は、ギャンブル依存症患者の増加と治安悪化を懸念してのこと。特に日本では、韓国カンウォンランドの街の様子を見て、カジノに対してネガティブな印象を持つ人も多い。ただし、韓国はカジノを合法化したことで、カンウォンランドの税収がアップしたことも事実。そこで本稿では、「なぜ、カンウォンランドはカジノを合法化したのか。そして、ギャンブル依存症患者に対して、どのように向き合っているのか」の問いについて、約17年間、カンウォンランドで働き、さまざまな役職を歴任してきたキム・チャンワン氏に聞いた。