世界120か国以上でコマース支援および決済プラットフォームを提供するNayax Ltd.(本社:イスラエル・ヘルツリーヤ、NASDAQ & TASE: NYAX、CEO:Yair Nechmad https://www.nayax.com/ 以下、Nayax)は、日本市場におけるフラッグシップ製品ラインとして、VPOS Media 4およびVPOS Media 4 Miniで構成される「VPOS Media 4 Series」の提供開始を発表した。本製品は、QRコード決済に対応した形で2026年5月26日より提供を開始し、クレジットカード(EMV)および電子マネーへの対応は7月を予定。

(画像Cap)左よりVPOS Media 4、VPOS Media 4 Mini

左より、Nayax日本法人 NAYAX㈱ゼネラルマネージャーの依田 寛史氏、Nayax Ltd. CCO Oren Tepper(オーレン・テッパー)氏
同社製品は日本市場でも、アミューズメント施設、コインランドリー、コインパーキング、EV充電などに代表される無人決済領域ではすでに展開しているものの、いまだ導入コストの高さや設置スペースの制限、多様な決済手段への対応の複雑さなどを背景に、キャッシュレス化が遅れているのが現状だ。ところが年次増大するインバウンド率による決済の多様化対応や人手不足などを背景に、無人店舗のフォーマットが急拡大していることからキャッシュレスソリューションの必要性がこれまで以上に高まっている。
そこで、今回発表した「VPOS Media 4」および「VPOS Media 4 Mini」は、Nayaxがこれまでに提供してきた中で最も高性能な決済プラットフォームで、日本市場に最適な製品として展開するという。
両製品はAndroidを搭載。APIファーストのアーキテクチャにより、事業者が自社アプリケーションを開発し、容易に連携・統合できるよう設計。VPOS Media 4は、最も幅広い決済手段およびプロトコルに対応するフル機能端末で、世界的な自動販売機標準であるMDBに加え、日本市場向けのJVMAにも対応。すでに導入が決まっている(2025年12月発表)のは㈱シルクハットエンターテイメントなどがある。
また、VPOS Media 4 Miniは、IP55(防塵・防水)およびIK08(耐衝撃)の堅牢な筐体性能を維持しつつ、より小型のフォームファクターを採用し、EV充電器、コインランドリー、コインパーキング、アーケード筐体など、設置スペースが限られる環境での導入を想定している。
さらに両製品は、決済受付にとどまらず、Nayaxのエコシステムとの連携(Nayax Core)により、リアルタイムの売上分析、遠隔管理、オペレーション全体の可視化を実現。また専用アプリケーションのMoMaによるモバイル端末からの操作・管理を可能にすることで、無人決済オペレーションのスマート化・省力化を実現できる。さらに、日本独自の決済規格として急速に標準化が進む「Customer Presented Mode(CPM)QR」にも対応しているほか、2026年7月までにクレジットカード(EMV)および電子マネーの認証取得を予定している。
NayaxのCCOのオーレン・テッパー氏は、「日本は、Nayaxにとって世界的にも極めて戦略的重要性の高い市場です。VPOS Media 4 Seriesは当社史上最も高性能な決済プラットフォームであり、世界トップクラスのアミューズメントおよび無人決済インフラ、過去最高水準の訪日需要、そして加速するキャッシュレス化により特徴づけられる日本市場に投入することは自然な選択です。当社は、日本の無人決済業界における“選ばれる決済プラットフォーム”となることを目指しており、本ローンチはその道のりにおける大きな一歩です」とコメント。
Nayaxの日本法人であるNAYAX㈱ゼネラルマネージャーの依田 寛史氏は、「日本の無人決済領域はいま、大きな転換点を迎えています。アミューズメント、ランドリー、駐車場、EV充電などをはじめとする各分野の事業者は、導入が容易で、単なる海外製品の転用ではなく“日本のために作られた”キャッシュレスソリューションを求めています。VPOS Media 4 Seriesはまさにそのニーズを念頭に設計されており、日本の業界プロトコルへのシームレスな互換性、国内で実際に使われる決済手段への対応、そしてクレジットカード認証とCPM QRを含むロードマップによって、この市場が向かう先を反映しています」と述べ、両製品および既存品のデモンストレーションを行なった。
なお、日本のホテルでも一部(クーポンチケット対応用として)採用されているものの、館内の無人ショップ用決済機としての活用には至っていない。ただ、市場のニーズを受け今後は積極的に対応できるように検討していると話している。
VPOS Media 4 Seriesの主な特長は以下のとおり。
- 幅広い決済手段に対応:クレジット/デビットカード(VPOS Media 4は挿入・タッチ決済・磁気スワイプに対応)、電子マネー、QRコード、モバイルウォレットに対応。50以上の通貨で80以上の決済手段をサポート
- 多様な接続オプション:4G/Wi-Fi/Ethernetをサポート
- Multi-Price Multi-Machine管理:単一のダッシュボードから複数機器の価格を個別に設定でき、拠点ごとに柔軟な価格戦略の運用が可能
- 高輝度4インチカラ―タッチスクリーン、耐破壊性に配慮したDragontrailガラス採用
- 過酷な環境向け設計:両製品ともIP55(防塵・防水)およびIK08(耐衝撃)。直射日光下や極端な環境条件下での稼働を想定
- Open APIによる既存システム連携:各種APIやSQSなど、多様なインターフェースに対応
- 業界プロトコル互換:VPOS Media 4はMDB(世界標準)およびJVMA(日本)に対応。VPOS Media 4 Miniは、EV充電器、コインパーキング、ランドリー機器、アーケードゲーム向けのPulse/Marshall/Cloudプロトコルに対応。両製品ともAndroidおよびOpen API連携に対応
■Nayaxについて
Nayaxは、加盟店の事業拡大を支援するグローバルなコマース支援、決済およびロイヤルティプラットフォーム。Nayaxは、地域特性に最適化したキャッシュレス決済の受付、管理スイート、ロイヤルティツールを含む包括的なソリューションを提供し、加盟店が「いつでも・どこでも」取引を行なえる環境を実現している。無人リテール領域における基盤とグローバルなリーダーシップのもと、Nayaxは複数チャネルにわたる顧客の成長にフォーカスした包括的ソリューションへと進化。2026年3月31日時点で、Nayaxは世界13拠点に約1,250名の従業員を擁し、80以上の加盟店アクワイアラーとの接続および多様な決済手段の統合を行っており、決済ファシリテーターとしてグローバルに認知されているという。Nayaxのミッションは、顧客の収益機会とオペレーション効率を、効果的かつシンプルに高めることを掲げている。www.nayax.com/ja/