キンプトン サントノレ パリ

ホテルは街とどうつながるべきか。 Kimpton St Honoré Paris が描くライフスタイルの価値【後編】

前編では、キンプトンのブランド哲学や、キンプトン サントノレ パリがパリという都市とどのような関係性を築こうとしているのかについて話を聞いた。そこから見えてきたのは、ホテルを単なる宿泊施設としてではなく、人と人、街と人をつなぐ場として捉える考え方だった。では、その思想は実際のホテル運営のなかでどのように表現されているのだろうか。レストランやバーはなぜホテルにとって重要な存在なのか。ホテルは街とどのようにつながり、人との関係性を築いていくべきなのか。そして、ライフスタイルホテルはこれからどのような価値を提供していくべきなのか。いま、ホテルの価値は「泊まる」だけでは語れなくなっている。その場所でどのような体験ができるのか。どのような時間を過ごせるのか。そのことがホテル選びの理由になりつつある。後編では、キンプトン サントノレ パリ総支配人 レティシア・エルマレ氏に、ライフスタイルホテルが生み出す体験価値と、その未来について話を聞いた。
©Jerome_Galland ホテルと街をつなぐ「接点」をつくる ――キンプトン サントノレ パリでは、レストランやバーもホテル体験の重要な要素となっています。それらはどのような役割を担っているのでしょうか。 私たちにとってレストランやバーは単なる付帯施設ではありません。ホテルと街、人と人をつなぐための重要な場です。 カリフォルニアの自由な精神とパリの感性を融合させたレストラン「Montecito(モンテシト)」は、宿泊ゲストだけでなく地元の人々も集う場所として機能しています。また、ルーフトップバー「Sequoia(セコイア)」は、旅行者とパリのクリエイティブコミュニティが自然に交わる場所と...
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武田雅樹(Takeda Masaki)

武田雅樹(Takeda Masaki)

㈱オータパブリケイションズ 執行役員 ブランドメディア統括/Chief Brand & Editorial Officer。

ホテル開発、ブランド戦略、デザイン、トレンドなどを横断的に取材・分析し、事業・開発・運営をつなぐ視点を強みに活動。ホテルを「事業」と「体験」の両面から再解釈し、その価値や可能性を多角的に読み解く。また、都市や地域のなかでホテルが果たす役割や意味に注目し、国内外での取材・視察を通じて、観光・まちづくり・コミュニティとの関係性を問い続けている。メディアを単なる情報発信の手段ではなく、人と人、思想と実装を接続する“場”として設計し、業界を横断する対話と共創の機会を創出。HOTERES Digitalでは、ホテルの「いま」と「裏側」を掘り下げながら、現場のリアリティとグローバル潮流をつなぐ編集・発信を行なっている。