日本のブランデッドレジデンス市場の現在地 【後編】ホテルブランドが支える都市型市場と成長領域

日本のブランデッドレジデンス市場では、ホテルブランドを冠したプロジェクトの比率が高い。多くの案件がホテルと同一敷地内に配置される、またはホテル開発と一体化して計画されており、サービス、運営管理、ブランド認知を組み合わせた居住商品として展開されている。 前編では、ニセコが日本市場における主要拠点となっている理由と、国際富裕層を中心とする購入者像について紹介した。後編では、Global Branded Residences創業者のRiyan Itani氏に、ホテルブランドが日本市場で果たす役割、東京をはじめとする都市部市場の可能性、今後の商品・価格帯の多様化について聞いた。
日本市場におけるホテルブランドの役割 SLS Residences 日本では、ホテルブランドを冠したレジデンスが市場の大きな割合を占めています。その主な理由をどのように見ていますか。  世界的に、ホテルブランドはブランデッドレジデンスにおける事実上の基準になっています。ホテルブランドは、実績のある運営モデル、国際的な販売・顧客ネットワーク、そして越境購入者にとって再現が難しい信頼性を提供します。  データにもその傾向は表れています。世界では、完成済み案件の約76%、開発中案件の75%をホテルブランドのレジデンスが占めています。  日本では、この傾向がさらに強く出ています。完成済みおよび開発中案...
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HOTERES編集部

編集部

ホテル専門メディア『HOTERES』の編集チーム。創刊60年の専門誌「月刊HOTERES」と「HOTERES Digital」を横断し、経営、開発、投資、ブランド戦略、運営、食、人材といったテーマを軸に、取材および調査・分析を行っている。業界をリードする経営者やトップマネジメント、事業者・運営会社・投資主体への取材に加え、日本国内のホテル新規開業動向、ホテルチェーン一覧、売上高ランキングなどのデータ収集・整理を継続的に実施。マーケット・リサーチの視点も取り入れながら、ホテルを取り巻くビジネスの構造や意思決定の変化を多角的に提示している。