Shoppe Object Paris
商品を売る場から、体験する場へ
©Alex Wallon
新学期を迎えた9月のパリでは、Maison & Objetの開幕に先駆け、ホーム&ギフト分野に特化した「Shoppe Object Paris」が9月5日から7日まで開催された。ニューヨークで誕生し、2026年1月にパリへ上陸した同展示会は、WSNが運営する。小売・デザイン業界の先進的なコミュニティを育み、その活動を支援するという理念のもと、従来の商品カテゴリー別の展示とは異なるアプローチを展開している。
Shoppe Object Parisには、オブジェ、テーブルウェア、ステーショナ...
Shoppe Object Paris / Maison & Objet Pulseレポート 商品から体験へ パリのデザインシーンに見るリテールとホスピタリティ
近年、リテールとホスピタリティの境界は徐々に曖昧になっている。ショップは商品を販売する場所から、カフェや展示、イベントなどを通じて滞在そのものを楽しむ空間へと変化し、ホテルやレストランも、四季折々のイベントや地域性を取り入れ、ブランドの世界観を伝える場となっている。共通するのは、個々の商品や設備そのものではなく、家具、アート、照明、香り、サービスなどを組み合わせ、そこで過ごす時間そのものをデザインする「編集」という考え方である。9月のパリで開催されたShoppe Object Paris、Maison & Objet、そしてParis Design Weekには、こうした変化を読み取ることができた。