ブランドだけでは勝てない時代にSONOが挑む、日本市場での新たな価値創造

「ブランドだけでは、もう勝てない」。日本初進出を果たした韓国発ホテルブランド「SONO」の言葉は、業界の空気を端的に言い表している。欧米系グローバルチェーンが相次いで上陸し、ラグジュアリーから宿泊主体型まであらゆるセグメントでブランド競争が激化するいま、名前の力だけで集客を語れる時代は終わりつつある。そのただなかに、SONOの日本第1号ホテル「SONO Moon Nagoya(ソノムーン名古屋)」が開業した。韓国で培ってきたホスピタリティ事業の知見と、トリニティ航空を擁するグループの送客力。マスターリースからMCまで状況に応じて選べる柔軟な事業スキーム。それらを武器に、SONOが日本で目指すのはホテル単体の運営を超えた価値創造だ。人や空気感、コミュニティといった目に見えない価値をどう育て、オーナーとともにどんな場をつくっていくのか。開発、運営、現場を担う3人に、日本市場への戦略と展望を聞いた。取材・文:武田雅樹 ポートレート写真:柳卓
プロフィール ソノホスピタリティジャパンDirector of Business Development, Japan川井孝洋氏 Takahiro KawaiProfile/1980年生まれ。上智大学大学院経済学研究科修了。2007年よりパノラマ・ホスピタリティにてホテルAM業務に携わり、以後、一貫してホテル投資関連業務に従事。ファーストブラザーズではフロムファーストホテルズ代表取締役としてホテル投資全般を統括し、イデラキャピタルでのホテルAM統括などを経て、2024年8年CrossHotels & Resorts(現SONO Hotels & Resorts)入社。趣味は...
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武田雅樹(Takeda Masaki)

武田雅樹(Takeda Masaki)

㈱オータパブリケイションズ 執行役員 ブランドメディア統括/Chief Brand & Editorial Officer。

ホテル開発、ブランド戦略、デザイン、トレンドなどを横断的に取材・分析し、事業・開発・運営をつなぐ視点を強みに活動。ホテルを「事業」と「体験」の両面から再解釈し、その価値や可能性を多角的に読み解く。また、都市や地域のなかでホテルが果たす役割や意味に注目し、国内外での取材・視察を通じて、観光・まちづくり・コミュニティとの関係性を問い続けている。メディアを単なる情報発信の手段ではなく、人と人、思想と実装を接続する“場”として設計し、業界を横断する対話と共創の機会を創出。HOTERES Digitalでは、ホテルの「いま」と「裏側」を掘り下げながら、現場のリアリティとグローバル潮流をつなぐ編集・発信を行なっている。