東急ホテルズ&リゾーツ、第1回 東急ホテルズ レストランサービスコンテスト

座学・実践によるサービス力強化と「食の東急ホテルズ」のさらなる向上を目指す

前列中央はグランプリのウィンケルハンさん、左が準グランプリの小川さん、右が審査員特別賞の毎熊さん。最左側が東急ホテルズ&リゾーツ㈱取締役社長 村井 淳氏、最右側は同専務執行役員・総料理長 福田 順彦氏

 東急ホテルズ&リゾーツは、2024年度「第1回 東急ホテルズ レストランサービスコンテスト」を2025年2月7日、セルリアンタワー東急ホテルにて開催した。全国34店舗がエントリーし予選を勝ち抜いたファイナリスト6名が決勝大会に挑んだ。

同社では、調理技術・サービス技能の継承とレベルアップを主な目的とした「東急ホテルズ 料理コンテスト」(第23回は本年3月予定)を毎年行なっているが、今冬より、本コンテストおよび「第1回東急ホテルズカクテルコンペティション」(昨年11月)を初開催。「食の東急ホテルズ」のさらなる向上を目的として、本コンテストは実践に即した設定での基本スキルを盛り込んでいるほか、外部講師による講習会を同時開催することで、座学、実践によるサービス力強化を目指すとしている。

当日の午前中は34名をマザーグループ制度(セルリアン・名古屋ブロック/キャピトル・横浜ブロック各17店舗)を活用し2グループに分けて予選を実施。午後の決勝大会では、「4名予約ディナー・1名誕生日」という設定のもと、テーブルセッティング(5分間)+予約のお客さまのお出迎え/オーダー対応、アレルギー確認/ワインサービス/デクパージュ/デザート提供、お見送り(15分間)までの全工程を計20分間内で行なえるかを審査した。

【設定日】
●2025年2月7日(金)曇り/最低気温0度
【ゲスト情報】
●職場上司の誕生日ディナー
●ネットにて、記念日プランで予約済み
●アレルギー情報記載なし
【メニュー情報】
●ア・ラ・カルト対応(前菜2種・メインディッシュ2種・デセール2種)
●デクパージュ=仔羊のロティ ペルシャード(ガルニ=ラタトゥイユ、ソース掛けあり)
【審査委員】
大沢 晴美氏(㈱オフィス・オオサワ 取締役/フランスレストラン文化振興協会(APGF)代表)
山本 正弘氏 「メートル・ド・セルヴィスの会」会長
・東急ホテルズ&リゾーツ
取締役社長 村井 淳氏、専務執行役員・総料理長 福田 順彦氏、執行役員 金子 真之氏(俯瞰審査員)、BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel /HOTEL GROOVESHINJUKU,A PARKROYAL Hotel 副総支配人 鳥井 武志氏(俯瞰審査員)

【グランプリ】横浜ベイホテル東急「カフェ トスカ」ウィンケルハン 日和さん。「社内推薦をへて出場へ。先輩たちからみっちり教えていただき挑みました」

【準グランプリ】ザ・キャピトルホテル 東急「ORIGAMI」小川 祐輔さん。「デクパージュが苦戦した。今日の経験を後進のチャレンジに生かしたい」

【審査員特別賞】THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel「ナナノイチ」毎熊 澪さん。「大型施設の京都東急ホテルで特訓。挑むことへの意欲向上につながりました」

 グランプリは、横浜ベイホテル東急「カフェ トスカ」ウィンケルハン 日和さん。準グランプリはザ・キャピトルホテル 東急「ORIGAMI」小川 祐輔さん、審査員特別賞はTHE HOTEL HIGASHIYAMA  KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel「ナナノイチ」毎熊 澪さん。偶然にも上位3者は、普段の業務ではゲストの前でのデクパージュサービスなどを行なっておらず、この日のために習得し直したという。

 講評でフランスレストラン文化振興協会(APGF)代表 大沢晴美氏は、上位者だけでなく「参加者の大半は、普段の業務では行なわないクロス掛けやショープレートセット、デクパージュなどを今回の出場のために特訓したようだ。練習を重ねる中でレストランサービスとは何かを追求する場になったのではと思う」と述べ、近年の多様化したレストランサービスについても言及。学び直しや着実なスキルアップが望める場として、コンテストの意義を改めて唱えた。

HOTERES編集部

編集部

ホテル専門メディア『HOTERES』の編集チーム。創刊60年の専門誌「月刊HOTERES」と「HOTERES Digital」を横断し、経営、開発、投資、ブランド戦略、運営、食、人材といったテーマを軸に、取材および調査・分析を行っている。業界をリードする経営者やトップマネジメント、事業者・運営会社・投資主体への取材に加え、日本国内のホテル新規開業動向、ホテルチェーン一覧、売上高ランキングなどのデータ収集・整理を継続的に実施。マーケット・リサーチの視点も取り入れながら、ホテルを取り巻くビジネスの構造や意思決定の変化を多角的に提示している。