開業企画「帝国ホテル 京都」
ホテル・旅行作家/ホテルジャーナリスト 富田昭次※施設画像提供:帝国ホテル【関連記事:10~19ページ】
ライト館時代のロビー。昭和前期、新聞人が帝国ホテルを「国際商戦の戦場であり、世界外交戦の激戦地であり、世界情報戦の最前線であり」などと評した
それは、単なる偶然で終るはずだった。帝国ホテルが開業した1890(明治23)年、一人の男の子が産声を上げた。その子は、成長すると建築の仕事に就き、京都の弥栄会館の設計を手がけた。これが、後世、「帝国ホテル 京都」へと生まれ変わることになる。誰が考えたのか、偶然は“歴史の妙”へと転換していった――
開業時に示された渋沢栄一...
<STORY> 日本のホテル史における最強ブランドの一つ「帝国ホテル」、長寿の秘密──挑戦と創造の歴史をひもとく
近年、外資系をはじめとする高級ホテルの開業が相次ぐ京都。その地に、満を持して開業 136 年の帝国ホテルが進出、京都のホテル地図に画竜点睛を施した感を人々に抱かせた。では、なぜいまだったのか。その答えは、挑戦と創造の歴史にあった。(敬称略)